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「がんは遺伝的なもの」とはよく言われますが、これは半分正解で半分間違い。
確かにがんは遺伝的要因が発生リスクを高めますが、環境的要因の方が発生リスクに大きな影響を与えるのです。
環境的要因とは、簡単に言えば生活習慣。
つまり、生活習慣を変えることでがんリスクも上がれば下がることもあるのです。
今回は誰でも今からできる上に、40%以上もがんリスクを低下させる予防法を紹介します。
ぜひ今日から実践してください。
目次
遺伝よりも生活習慣・感染が原因のがんが多い
日本人の2人に1人が生涯でがんに罹患(りかん)する時代と言われています。
つまり、半分の日本人ががんになるというわけです。
日本人の罹患率、そして死亡率が非常に高いがんの発生要因を高めるリスクは主に2つ。
1つ目は遺伝的な要因です。
がん家系という言葉も存在するように、家族にがん経験者がいるとがんの発症率が高くなります。
特に、以下4つの条件に当てはまる方はがん発症率が高まります。
・若いときにがん罹患した人が親族にいる
・特定のがんに罹患している親族が多い
・1人で複数のがんに罹患した人が親族にいる
・めったに発症しないがんに罹患した親族がいる
2つ目は環境的な要因です。
実はがんは遺伝性要因よりも環境的要因に影響されることがほとんどです。
がんの種類で異なりますが、すべてのがんの5%以下が遺伝するがんだと考えられえています。
言い換えれば、95%以上は環境的要因が原因で発症するがんなのです。
これはあくまでも例えとしての考え方ですが、遺伝が原因でがんの発症率が5%と30%の人がいたとしましょう。
この遺伝的な要因は変えようがありません。
しかし、5%の人ががん発症率を高める生活習慣を行えば、5%が50%にも60%にもなるわけです。
一方、遺伝的要因で生まれながらがん発症率30%の人でも、規則正しい生活を行っていれば、生涯がん発症率を30%のままに抑えることができるのです。
ほとんどの方は、少しの遺伝的要因+多くの環境的要因でがん罹患します。
しかしながら、ごくまれに遺伝的要因だけでがんが発生する人もいます。
先ほど紹介したがん発症率が高まる4つの遺伝的な要因に当てはまる方は遺伝相談外来を受診して、今後のことについて相談しておくといいかもしれません。
また、がんは感染が原因で発症するものがあります。
女性で最も多いがんの原因、男性で2番目に多いがんの原因こそが感染。
例えば、B型・C型肝炎ウイルスは肝臓がんの原因となります。
しかしながら、ウイルス・細菌感染すると必ずしもがん発症するというわけではありません。
以下ががん発症と関連のあるウイルス一覧です。
B型・C型肝炎ウイルス | 肝がん |
ヘリコバクター・ピロリ菌 | 胃がん |
ヒトパピローマウイルス | 子宮頸(しきゅうけい)がん |
ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型 | 成人T細胞白血病・リンパ腫 |
がん予防では正しい情報を得ることが重要
ネットで簡単に情報収集ができる時代になったからこそ、情報の取捨選択を正確に行わなければいけません。
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残念ながら、ネットに流れている情報すべてが正しいとは限りません。
間違っているものもあるのです。
また正しいがん予防法だとしても、それは欧米人には有効性が高くて、日本人には有効性があまり見られないものもあります。
重要なのは正確ながん予防法、かつ日本人向けのがん予防法を行うこと。
情報の選別は難しいと思いますが、ぜひチェックしておきたいサイトがあります。
それが、国立がん研究センター。
国立がん研究センターでは、がんに関する研究が行われているだけではなく、がんに関する情報提供も行われています。
国立がん研究センターが提供するがん予防方法は、日本人向けのものです。
非常に信頼できる情報ばかりなので、一度はチェックしてみるといいかもしれませんね。
今からできる5つのがん予防方法
環境的要因に発症率が大きな影響を受けるがん。
つまり、適切な予防さえしておけば、発症率を上げずにすむということです。
国立がん研究センターをはじめとする多くの研究機関が日本人に対して行った実験結果によると、以下5つの予防法を実施することで、がんになるリスクを低下できることが明らかになっています。
・禁煙する
・節酒する
・適度な運動をする
・バランスの取れた食生活をする
・健康的な体重の維持
国立がん研究センターによると、上記5つの予防法を実施する人は、全く実施しない・1つだけ実施する人と比べて、男性で43%、女性で37%もがん罹患リスクが少なくなるそうです。
これから紹介するがん予防方法は、どれも特別なものではなく、すぐに実践できるものばかりなので、ぜひ参考にしてください。
1.禁煙する
タバコは肺がんや胃がんを始めとする、さまざまながんの発症率を大きく高めることが研究で明らかになっています。
喫煙者はそうではない人と比べて、約1.5倍もがんリスクが高まります。
特にがんの中でも、死亡率の高い肺がんと喫煙習慣は密接な関係を持っています。
がん予防のためにも、タバコは吸わないようにしましょう。
現在、喫煙習慣がある方も遅くはありません。
禁煙することで、がんリスクを下げることが可能です。
さらに喫煙+飲酒習慣がある方は、がんリスクがより高まることがあります。
口腔(こうくう)がんや食道がんなどは、喫煙と飲酒習慣が組み合わさることでリスクが高まるのです。
また受動喫煙にも注意しなければいけません。
受動喫煙で肺がんや乳がんのリスクが高まることが明らかになっています。
タバコを吸わない人がどんなにがん予防していても、周囲に喫煙者がいればがんリスクが高まります。
喫煙者だけではなく、周りの人のがんリスクも上げてしまうので、禁煙をすることをおすすめします。
2.節酒する
毎日お酒をたしなむ方は多いはずですが、お酒ががんリスクを高める要因ともなります。
だからと言って、お酒を断つ必要はありません。
多量に摂取することを控えればいいだけです。
毎日お酒を飲む方は以下の量にとどめておくことが、国立がん研究センターによって推奨されています。
・日本酒:1合
・ビール大瓶:1本
・焼酎:原液で1合の3分の2
・ウイスキー:ダブル1杯
・ワイン:ボトル3分の1ほど
飲酒は食道がん・大腸がんと大きく関係します。
また女性の場合は、乳がんリスクが高くなります。
飲酒はほどほどにしておくことが、がん予防につながるのです。
3.適度な運動
運動習慣がある人はそうでない人と比べて、がん発症リスクが低いことが明らかになっています。
特に若者よりも高齢者の方がリスク低下をはっきりと確認できました。
また運動習慣がある人は、死亡率の高い心疾患のリスクも低下しています。
健康的な体を保つためにも、運動習慣は持っておきたいですね。
実際にどれくらいの運動をすればいいのかわからないと思います。
基本的な目安としては、1時間のウォーキングもしくはそれと同等以上の運動を行うといいでしょう。
65歳以上の高齢者は、毎日40分の身体活動を行うことが推奨されています。
しかし、いきなり1時間の運動習慣を身につけるのは難しいですよね。
まずは、20~30分の運動習慣をつけるようにしましょう。
それから徐々に運動時間や頻度、そして強度を高めるといいですね。
4.バランスの取れた食生活
食生活はさまざまな病気の原因となりますが、がんの原因となることもあります。
主に気を付けるべきことは以下の3つ。
・塩分のとりすぎに注意
・果物や野菜を摂取する
・熱い飲み物や食べ物は冷ましてから食べる
塩分過多の食生活をしている人は、胃がんの発症リスクが高くなります。
特に、女性よりも男性の方がはっきりと発症リスクが高くなっています。
また塩分の過剰摂取は、高血圧などにもつながります。
胃がん予防のためにも、生活習慣病予防のためにも減塩を心がけましょう。
野菜と果物をとることで、がん発生リスクが低下することが期待されています。
特に食道がん、肺がん、胃がんリスク低下が期待されてはいますが、はっきりと低下すると断言できません。
しかし、野菜と果物を摂取することは生活習慣病予防になります。
熱い飲み物や食べ物を冷まさずに摂取すると、食道がんのリスクが高まると言われています。
アルゼンチンやウルグアイで日常的に飲まれるマテ茶をご存知でしょうか?
マテ茶を飲むときには、鉄製のストローで熱いお茶を直接飲むので、口腔・食道付近のがん発生を関連すると報告されています。
このように、熱いものを直接摂取することでがんリスクが高まります。
少し冷ましてから、口に入れるようにしましょう。
5.健康的な体重の維持
健康的な体重の維持と聞けば、肥満を防ぐと思い浮かべる方が多いでしょう。
もちろん肥満もがんリスクを高めますが、痩せすぎもがんリスクを高めることが明らかになっています。
これまでの研究で、以下のBMI値はがんリスクが低いことが明らかになりました。
・男性:BMI値21.0~26.9
・女性:BMI値21.0~24.9
※BMI値計算方法:体重÷(身長m×身長m)=BMI値
男性のがん死亡リスクでいえば、肥満よりも痩せている人の方が高くなるという結果が出ています。
女性の場合はBMI値30.0~39.9で死亡リスクが高くなります。
痩せすぎが、がんリスクを高めるということを知らなかった方は多いのでは?
肥満だけではなく、痩せすぎも体にさまざまな問題を引き起こします。
健康的な体重の維持に努めるようにしましょう。
がんは早期発見が何よりも重要
どんなにがん予防を実践していても、がん罹患リスクを0にすることはできません。
つまり、がんになるときはなってしまうということです。
しかし、がんは早期発見できれば高い確率で完治することができる病気になりました。
以前のように、不治の病というわけではありません。
つまり、がん予防をしていても早期発見に努めることが重要なのです。
早期発見をするためには、定期的にがん検診受診するのが一番。
各地自体が開催するがん検診を利用すれば費用を安く抑えることもできれば、医療機関で定期検診を受診することもできます。
特にがん罹患率が高くなる40歳代からは毎年、最低でも2年に1回はがん検診を受診するようにしましょう。
少しの手間が、あなたの命を救うことになります。
まとめ
がんは遺伝と思われがちですが、生活習慣が与える影響の方が大きいです。
今回はがんリスク低下に効果的と証明されている5つの予防法を紹介しました。
5つの予防法は実践するのが難しいものでもなければ、がん予防だけに効果的なものでもありませんよね。
あらゆる病気の基本的な予防法です。
毎日の生活習慣でがんリスクは低下もすれば、大きく上がります。
ぜひ今記事を参考にして、普段の生活からがん予防をするようにしてください。
日本人の2人に1人はガンになると言われています。
高額療養費制度があると言っても、ガン治療には膨大な費用が必要です。
いざという時に、1度に100万円を超えるお金を支払える家庭は決して多くないのが現実。
また、大切な家族の為にも働けない間の収入も確保しなければなりません。
がん保険は絶対に必要ですし、安易にランキングや雑誌を見て選んでしまうのは非常に危険です。
ガン保険は安易に決めるのではなく、プロに総合的に設計を相談するのが1番です。
また、ガン保険は思い立ったが吉日。今すぐに検討を開始するべきなのは言うまでもありません。
実際に、後回しにした結果、ガンが発覚し加入することが出来なくなった人は非常に多いです。
保険は人生で2番目に高い買い物。
月々の支払いは少なくても、人生スパンで考えるとその支払額は数百万円にもなります。
失敗しない為にも、プロに総合的なライフプラン設計を相談することをおすすめします。

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