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目次
PSA検査とは~その検査方法と費用
前立腺がんは男性特有のがんで、4番目に高い確率で男性に襲い掛かります。
早期発見することで、高い生存率を保つことはできますが、前立腺がんは自覚症状なく進行していきます。
そのため、気づいたときには症状が進行していたということも。
そんな前立腺がんを早期発見するのがPET検査。
検査方法は採血だけで、費用もとてもリーズナブルです。
今回はPET検査・前立腺がんの解説、PET検査の費用と流れ、そして前立腺がん予防法まで解説します。
PSA検査は前立腺がんを発見するための検査
PSA検査はProstate-Specific Antigen(前立腺特異抗原)の省略形で、男性の前立腺がんを発見するための検査です。
PSAとは、前立腺の上皮細胞から分泌されるたんぱく質。
PSA検査では、男性の血液内にあるPSA値を測定します。
テストで採取された血液は分析され、ng/mLでPSA値が表示されます。
前立腺がんの男性は血液中のPSA値が非常に高くなる傾向があります。
だから、近年では前立腺がんの疑いがある人だけではなく、がんの早期発見のためにもPSA検査を受けることをすすめられているのです。
前立腺がんに加え、良性腫瘍もPSA値を高くすることがあります。
前立腺にできる良性腫瘍で代表的なものは以下の2つ。
前立腺肥大症
前立腺肥大症は、その名の通り前立腺が大きくなっていく症状のことです。
尿が出るのに時間がかかる、尿の勢いが弱まる、頻尿、残尿感などが主な症状として現れます。
前立腺肥大症は、年齢が高くなるほど発症率が高まり、50歳代から急激に増加します。
前立腺肥大症は大きくなればそれだけ、PSA値が高くなることが判明しています。
前立腺炎
前立腺が大腸菌やクラミジアなどの細菌に感染して炎症を起こす症状です。
また性行為による感染症もあります。
前立腺炎の症状は、高熱、排尿時の痛み、残尿感、頻尿などです。
前立腺炎の症状が起きている場合にも、PSA値は高くなります。
このように、前立腺がんではないときにもPSA値は高くなります。
そのため、PSA値が高い=前立腺がんと決めつけることはできません。
また、前立腺がんがあるのにPSA値が高くならないことも稀にあります。
そのため、PSA検査の精度は完璧ではありません。
しかし、PSA検査のおかげで前立腺がんの早期発見ができるようになったことも事実。
前立腺がんは自覚症状がほとんどないまま進行し、見つかった時には症状がかなり進んでいることが多いです。
無駄な検査になることがあるかもしれませんが、早期発見をして自身の命を救うためにもPSA検査は定期的に受けるようにしましょう。
PSAの基準値ってどれくらい?
PSA検査を受ける際には、PSA値の基準を知っておくことが大切です。
PSA値によって、毎年PSA検査を受ける必要があるのか、2~3年おきに受けるべきなのかなど前立腺がんの可能性だけではなく、検査頻度も知ることができます。
一般的なPSAの基準値は4.0ng/mL以下とされていますが、PSA値は加齢とともに高くなっていきます。
そのため、年齢別のPSA基準値を参考にするといいでしょう。
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年齢別PSA基準値一覧表
年齢 | 50~64歳 | 65~69歳 | 70歳以上 |
PSA基準値(ng/mL) | 3.0以下 | 3.5以下 | 4.0以下 |
PSA値が3.0以下なら、前立腺がんになっている可能性は限りなく低いです。
気を付けるべき値は、4.0~10.0ng/mL。
この値が出た方は、早期の前立腺がんとなっている可能性はあります。
10.0ng/mLだと、前立腺がんとなっている可能性が50~80%近くあり、100.0ng/mLだと前立腺がんが転移している可能性も疑われます。
結果によっては、すぐに医師と相談をする必要があります。
どの年代でもPSA値が1.0ng/mL以上の場合は、毎年PSA検査を受けることを強くすすめます。
1.0ng/mL以下の場合は、3年に1度は検診するようにしましょう。
PSA検査を受ける前に前立腺がんについておさらい
PSA検査は前立腺がんを発見するための検査ですが、多くの方は前立腺がんが身近な存在であることをご存知ではないと思います。
一昔前は前立腺がんといえば60~70歳代の方に発症するがんでしたが、近年働き盛りの40~50歳代の男性に発症するケースが増加しています。
ここからは前立腺がんについて知っておくべき情報を紹介します。
前立腺がんは50歳代から急増する
参考:国立がん研究センター
上の表は、年齢別の前立腺がん発症者数です。
グラフを見ると一目瞭然ですが、50歳代から急激に発症者の数が増加します。
45~49歳では145人だったのに対し、50~54歳代では約6倍の786名が前立腺がんを罹患しています。
若い世代にも発症する確率はあるものの、基本的には40~50歳代の働き盛りを襲い、高齢の男性に多く見られるがんと認識しておいていいでしょう。
加齢による男性ホルモンバランスの乱れが前立腺がん発生に影響していると考えられています。
だから、年齢が進むにつれて、がん罹患者数が増加しているのです。
参考:国立がん研究センター「部位別のがん罹患率」
上のグラフは、2012年の男性の部位別がん罹患数です。
最も多いのが胃がんで、大腸がん、肺がん、そして前立腺がんの順になっています。
前立腺がんは4番目に罹患者が多いがんです。
前立腺がんの5年実存生存率は高い
参考:がんの統計16「全国がん(成人病)センター協議会加盟施設における5年生存率(2006~2008年診断)」
5年実存生存率とは、がんと診断されてから5年後に生きている人々の割合です。
上のグラフは、前立腺がんステージ別における5年実存生存率の割合を示したものです。
前立腺がんの5年生存実存率は非常に高いですね。
ステージ3でも90%近くの人が5年後に生存しています。
前立腺がんに限らず、どのがんでも早期発見することが大切です。
前立腺がんの罹患率が上がっている要因の1つに、PSA検査で今まで発見が困難だったがんの早期発見できるようになったことが挙げられます。
早期発見ができるので、結果的に生存率は上がっています。
前立腺がん6つの早期症状
前立腺がんは比較的症状の進行スピードが遅いです。
しかし、初期症状では自覚症状がほとんどありません。
一般的な初期症状では、排尿時に問題を起こします。
以下が早期の前立腺がんで見られる主な自覚症状です。
・尿が出るまでに時間がかかる
・尿に勢いがない
・頻尿
・尿をするときに痛みを伴う
・残尿感がある
・尿や精液に血が混じる
前立腺がんは進行すると、リンパ節や骨に転移します。
進行した前立腺がんでは、骨折や手足、背中に痛みやしびれを感じるようになります。
前立腺がんは早期発見することによって、生存率を大きく上げることができます。
もし前立腺がんが気になったら、医療機関でPSA検査を行うといいでしょう。
PSA検査にかかる費用。健康保険適用されるの?
PSA検査は、お住いの自治体が行う住民診断や人間ドック、また各医療機関で受けることができます。
PSA検査にかかる費用は、自治体や医療機関によって異なります。
無料で検査を行っている自治体もあれば、500~2,000円程度の検査費用を支払わなければいけないところもあります。
PSA検査費用ですが、保険診療になる場合とならない場合があります。
保険診療となる場合は、前立腺がんの可能性があると医師に診断された場合です。
この場合は、全額自己負担ではなく3割だけ自己負担することになります。
医師による診断がない場合は、自由診療となるので検査費用は全額自己負担です。
ただ全額自己負担と言っても、費用は2,000~3,000円ほどなので大きな負担にはなりません。
PSA検査の流れ
PSA検査は人間ドックやPET検査などとは違い、非常に早く検査が終わります。
行われるのは、採決のみ。
そのため、時間もほとんどかからなければ、断食をする必要もありません。
手軽に検査を受けることができて、前立腺がんを早期発見できるのは大きな魅力ですよね。
採血された血液は大学病院などの医療施設に送られ、分析されます。
結果が届くまでは、約1週間かかります。
PSA検査を受ける際には、特に大きな準備をする必要はありません。
1つだけ気を付けるとすれば、検査2日前から射精を控えるということです。
射精がPSA値を一時的に上げることがあります。
しかし、射精によるPSA値の上昇は一時的なものです。
そのため、射精をする回数が多いほど、前立腺がんになる可能性が高くなるというわけではありません。
結果を受け取り、基準値を超えていたら泌尿器科医のいる精密検査機関を受診し二次検査を受けます。
二次検査では、MRI、超音波検査、直腸診などが行われます。
二次検査の結果、前立腺がんの疑いが強いと判断された場合には針生検検査が行われます。
針生検検査とは、前立腺に針を刺して組織を採取し、がん細胞を調べる検査のこと。
針生検検査は合併症を伴うため、入院検査となります。
検査時間は30~60分ていどです。
検査は肛門または会陰部から針を刺して行われますが、局所麻酔をするので痛みの心配はありません。
針生検検査の結果、がんと確定されるとMRIや骨への転移の有無を確認する骨シンチグラフィー画像診断などが行われます。
がんのステージを確認してから前立腺がん治療が開始されます。
前立腺がん予防のためにできること
前立腺がんは食事と生活スタイルで予防することができます。
健康的な生活を送っている人でも前立腺がんになることはありますが、それでも前立腺がんになる確率は低いです。
特に食事には気を使いましょう。
食事が前立腺がんとはっきり関係しているとは明らかになっていませんが、前立腺がんのリスクを高める・予防をすると考えられている食べ物はいくつかあります。
以下が前立腺がん予防のためにできることです。
・動物性脂肪を取りすぎない
・大豆、リコピン、魚、ビタミンE、野菜を摂取する
・1日4杯以上のコーヒーが前立腺がんの予防になる
・喫煙習慣を改善する
・適度な運動と質の高い睡眠を心がける
PSA検査と前立腺がんまとめ
前立腺がんは50歳代から急激に罹患者数が増えます。
そのため、50歳以上の方は毎年PSA検査を受けるようにしましょう。
検査はあっという間に終わり、費用も大きな負担になることはありません。
自覚症状がないがんだからこそ、PSA検査を受けることが大切です。
今回はPSA検査を中心に解説しました。
ぜひ押さえていただきたいポイントは以下の5つ。
・40~50歳代の前立腺がん罹患者数が増加している
・PSA検査は前立腺がんの早期発見を可能にする
・PSA値が高い=前立腺がんではない
・PSA検査はリーズナブルで手軽に受けることができる
・食事が前立腺がん予防につながる
前立腺がんは早期発見することによって、生存率を高くすることができます。
毎年のPSA検査で早期発見に努めるだけではなく、前立腺がんになった場合にかかる費用にも今から備えておくといいですね。
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