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目次
がんステージ2の症状と余命、生存率の症状と余命、生存率をFPが解説!
がんステージ2の5年生存率はご存知ですか?
がんの種類で異なりますが、全がんだと79.3%。
つまり、がんステージ2と診断されて5年後に生存していた人々が79.3%もいるのです。
がんのステージはよく耳にしますが、意外と知らないことが多いです。
国民病となったがん対策では、正しい情報を身につけることが重要。
今回はがんステージ2の症状、ステージ2の治療法をがん別に解説、ステージ2がんの生存率と余命、そしてがんと診断された芸能人の実例まで紹介します。
各がんにおけるステージ2の症状
がんは症状の進行度合いで、主にステージ1から4まで分類されます。
ステージ診断は主に以下の3つを基準にして行われます。
・がんの大きさ
・リンパ節への転移の有無
・他の臓器への転移
ステージが進むほどがんの大きさは大きく、リンパ節や他の臓器への転移が見られます。
どちらかというと、ステージ2は症状が進行した状態ではありません。
一般的にリンパ節の転移や他の臓器への転移はステージ2では見られません。
がんの種類にかかわらずステージの状態を知ることは、将来行われる治療の大まかな目安を知ることができます。
ここからは、各がんのステージ2の症状を先にあげた3つの基準に照らし合わせながら紹介します。
部位別がんステージ2の症状一覧表
がん名 | がんの大きさ | リンパ節への転移有無 | 他の臓器への転移有無 |
甲状腺がん | がんの大きさは2㎝~4㎝
がんは甲状腺内にとどまっている |
リンパ節転移なし | 他の臓器への転移なし |
肺がん | がんの大きさが3㎝~5㎝以下
|
リンパ節の転移なし、もしくは気管支周囲、肺門リンパ節への転移あり
|
他の臓器への転移なし |
乳がん | しこりの大きさが2~5㎝ | わきの下にリンパ節の転移あり | 他の臓器への転移なし |
食道がん | がんが固有筋層にとどまる | 第2群リンパ節までの転移あり | 他の臓器への転移なし |
胃がん | がんが筋層に入り込んでいる | 転移リンパ節の数3~6個 | 他の臓器への転移なし |
大腸がん | がんが大腸壁の筋層を超えている | リンパ節の転移なし | 他の臓器への転移なし |
前立腺がん | がんが前立腺の中にとどまっている | リンパ節への転移なし | 他の臓器への転移なし |
子宮頸がん | がんが4㎝以内で子宮頚部内にとどまっている | リンパ節への転移なし | 他の臓器への転移なし |
ステージ2の治療法って?部位別に解説!
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がんが広範囲に広がったステージ3からは、放射線治療と抗がん剤治療が中心になります。
しかし、まだ症状がそれほど進行していないステージ2の場合は手術で直接がんを取り除くことが中心です。
ここからは、各がんにおけるステージ2での主な治療法を紹介していきます。
甲状腺がんステージ2の治療法
ステージ2のような症状が進行していない甲状腺がんでは、基本的に手術が基本となります。
甲状腺は人体で最も重要な臓器の1つ。
ホルモン分泌や新陳代謝の調整を行う元気の源を作る臓器。
日本では大切な甲状腺を温存するために外科手術が行われます。
症状の進行具合やがんの大きさ、そしてがんが発生している位置によって、切除範囲は異なってきます。
2枚あるうちの1枚の葉だけを切除することもあれば、甲状腺すべてを切除しなければいけない場合もあります。
切除範囲が大きければそれだけ、術後に合併症状が伴う可能性が高いです。
しかし、甲状腺機能の低下は飲み薬でサポートすることができます。
肺がんステージ2の治療法
ステージ2の肺がんでは、手術がメイン治療です。
肺がんでは手術治療が非常に効果あります。
大きさや部位にもよりますが肺の葉1枚か2枚、進行している場合には片方の肺を全摘することもあります。
呼吸機能をつかさどる肺を除去するということは、手術後に呼吸機能に影響を及ぼすこともあるので注意しましょう。
手術の後は必要に応じて放射線治療が行われます。
放射線治療の主な目的は、がんの転移や再発を防ぐこと。
放射線治療では副作用として、息切れ、特殊な肺炎、食道炎などが起こります。
副作用が強い場合は症状を和らげる治療が行われますが、基本的に治療後2~4週間ほどで副作用は改善します。
乳がんステージ2の治療法
ステージ2の乳がんでは、手術でがんを切り取ることが基本となります。
しこりの数やがんの広がり具合によって異なりますが、乳房を残す乳房部分切断術、乳房を切除する乳房切除術が行われます。
現代では乳房を切除しても、乳房再建術で乳房もしくは乳頭を再建することができます。
保険の適用がされるケースが増えていますが、手術内容や病院によっては保険が適用されず自己負担となる場合もあります。
乳がん手術の後には、再発予防のために放射線治療や薬物療法が実施されることが多いです。
放射線照射量や薬物療法で使用する薬剤は、がんの場所や広さ、症状の進行度で異なります。
食道がんステージ2の治療法
食道がんでは手術で腫瘍とリンパ節を含む周囲の組織を切除するのが一般的です。
食道を切除するので、手術後に胃や腸を使って新たに食道の代わりとなるものを作ります。
手術による合併症として、肺炎や心障害が起こる可能性があります。
手術後は、負担をかけないために流動食から始め、徐々に通常の食事に戻していくのが普通です。
また再発・転移の予防として、放射線治療や抗がん剤治療が行われます。
胃がんステージ2の治療法
ステージ2の胃がんでは、手術で胃の切除とリンパ節を取り除きます。
胃の切除範囲は、がんの範囲や場所によって異なります。
また胃の切除範囲によっては、代わりとなる食べ物の通り道を作る再建手術が行われることも。
術後には手術の効果をサポートするために化学療法や放射線治療が行われます。
大腸がんステージ2の治療法
症状が少し進行したステージ2では、内視鏡手術ではなく一般的な手術が行われます。
ステージ2の手術では、がんができた腸管とリンパ節を取り除くことが目的です。
また肛門近くのがんを切除する場合には、人工肛門を作る可能性があります。
担当医とよく話し合って、手術内容や合併症について確認しましょう。
前立腺がんステージ2の治療法
ステージ2の前立腺がんでは手術と放射線治療が強くすすめられます。
手術では前立腺、精のうを摘出し、がんを完全に取り去ることを目的としています。
また転移のない前立腺がんの場合は放射線治療を行うことがあります。
ステージ2のように悪性度が低いがんの場合は、放射性物質を体の中に埋め込む内照射法が行われるのが一般的です。
子宮頸がんステージ2の治療法
ステージ2の子宮頸がんでは、手術もしくは同時化学放射線治療が行われます。
手術はがんの広がり方によって、方式が異なります。
妊娠を希望する場合には、担当医にしっかりとそのことを伝えて、あなたに合った方式で手術を受けることができるようにしましょう。
手術後には、効果をサポートするために放射線治療が行われることが多いです。
またがんが再発した場合には、抗がん剤による治療が行われます。
がんステージ2の生存率や余命はどれくらい?
がんステージ2は比較的症状が進んでいない状態で、がんの種類にもよりますが生存率は高いです。
今回は各がんにおける5年実測生存率と10年実測生存率を紹介します。
5年・10年実測生存率とは、がんと診断されてから5年後、10年後に生きている人々の割合をパーセンテージにして表したもの。
がんステージ2の5年生存率と10年生存率(男女合計)
がん名 | 5年実測生存率 | 10年実測生存率 |
食道がん | 48.9% | 27.3% |
胃がん | 58.9% | 43.8% |
大腸がん | 81.7% | 63.0% |
肺がん | 43.8% | 21.8% |
乳がん | 92.8% | 80.0% |
子宮頚部がん | 73.3% | 59.0% |
前立腺がん | 93.6% | 77.2% |
参考:国立がん研究センター「全国がん(成人病)センター協議会加盟施設における5年生存率(2006~2008年診断)」、「全国がん(成人病)センター協議会加盟施設における10年生存率(2000~2003年診断)」
ステージ2の5年、10年実測生存率は高いですね。
ほとんどのがんで生存率が50%を超えています。
年齢別に見てみると、若い世代に行くにつれて生存率は高くなってくるでしょう。
がんに罹患する若者は増えていますが、年配の方ほどがんが悪化するという結果も出ています。
乳がんステージ2と診断された北斗晶さん
生存率が高いといえども、がんステージ2と診断されたら怖くなります。
元女子プロレスラーで引退後はタレントとして大活躍する北斗晶さんも2015年に乳がんであることを公表しました。
北斗晶さんは限りなくステージ3に近いステージ2と診断され、手術で右の乳房を全摘出したと述べています。
手術後は抗がん剤治療を受け始めた北斗晶さん。
オフィシャルブログでは副作用で髪の毛が抜けたことを綴っています。
抗がん剤治療の後には放射線治療を受け、そして2016年の11月でテレビに復帰。
がん治療では、術後5年間再発や転移の兆候が見られなければ一安心できるといわれています。
言い換えれば、5年間は定期検診に加えて、通院治療を行う必要があるということです。
北斗晶さんはテレビで元気な姿を見せてくれていますが、今でも通院治療を行っていることでしょう。
乳がんをはじめとする女性特有のがんは、他のがんよりもお金がかかります。
長引く治療費はもちろん、ウィッグ代や通院時にかかる交通費や外食費なども入れると年間100万円以上かかる可能性は多々あります。
健康保険や高額療養費制度を利用することで、治療費は月10万円程度に抑えることができますが、その他の費目でお金がかかります。
そういった費用面の対策も健康のうちにしっかりととっておきましょう。
がんステージ2まとめ
がんの種類にもよりますが、ステージ2では主に手術でがんを取り除くことが治療の中心です。
手術の後には、抗がん剤治療が行われたり、通院しながらの放射線治療が行われたりすることが多々あります。
今回はステージ2についてさまざま紹介しましたが、押さえていただきたいポイントは以下の3つ。
・ステージ2の5年生存率は50%以上と高い
・5年間がんの再発・転移の予兆が見られなければ一安心できる
・通院治療費や定期検診費を考えると年間がん治療費は大きな負担になる可能性がある
がんステージ2の生存率は高いながらも、治療は早期に終わることはなかなかありません。
生活習慣でのがん予防に加え、がんになった場合の費用の対策も今のうちからしておきましょう。
日本人の2人に1人はガンになると言われています。
高額療養費制度があると言っても、ガン治療には膨大な費用が必要です。
いざという時に、1度に100万円を超えるお金を支払える家庭は決して多くないのが現実。
また、大切な家族の為にも働けない間の収入も確保しなければなりません。
がん保険は絶対に必要ですし、安易にランキングや雑誌を見て選んでしまうのは非常に危険です。
ガン保険は安易に決めるのではなく、プロに総合的に設計を相談するのが1番です。
また、ガン保険は思い立ったが吉日。今すぐに検討を開始するべきなのは言うまでもありません。
実際に、後回しにした結果、ガンが発覚し加入することが出来なくなった人は非常に多いです。
保険は人生で2番目に高い買い物。
月々の支払いは少なくても、人生スパンで考えるとその支払額は数百万円にもなります。
失敗しない為にも、プロに総合的なライフプラン設計を相談することをおすすめします。

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