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目次
がん保険ってどんな保険?基礎知識と保障内容まとめ
がん保険とは、がん治療にかかる費用を保障する保険です。
医療の発展に伴い、がん治療が入院から通院治療へと変わりました。
それに伴うように、がん保険の保障内容も変わってきたのです。現在人気のがん保険は、主に3つに分けることができます。
3つの違いは、保障内容。今回は多様化するがん保険の保障内容、3種類のがん保険、毎月の保険料、そしてがん保険の注意点まで紹介します。
がん保険はがんだけに特化した保険
がん保険は、がんの保障に特化した保険です。
さまざまな病気がありますが、なぜがんに特化した保険があるのでしょうか?その理由は、主に2つあります。
・国民の二人に一人ががんにかかる
・がん治療には多額のお金がかかる
1つ目が、がんは日本人の国民病とも呼ばれるほど発症率が高いからです。
なんと国民の二人に一人が生涯のうちにがんにかかると言われています。
がんは高齢者に発症する割合が非常に高く、2030年前後にはがんで死亡する国民の割合が極端に多くなるといわれています。
誰にでもがんが発症する可能性が高くあるからこそ、がんに特化した保険があるというわけです。
2つ目の理由が、がん治療にかかるお金が高額になるからです。また、がんには再発・転移が起きる可能性もありますよね。
つまり、一度がん治療が終わったとしても、再びがん治療を行わなければいけない可能性があるということです。
再発・転移を繰り返せば、高額ながん治療費がどんどん膨れ上がります。がん完治までにかかる高額な医療費を保障するためにがん保険はあります。
がん保険の6つの保障内容まとめ
がん保険の治療方法はさまざまで、個人によって治療内容も大きく異なってきます。
そのため、この場合は必ず保険金をもらえるというルールがありません。ある給付金を受け取ることができる人もいれば、受け取れない人も出てくるということです。
ここからは、がんと診断されてから治療までで受け取ることができる可能性のある4つの給付金と2つの保障を紹介します。
1.がん保険といえば診断給付金
診断給付金とは、がんと診断された時点で受け取ることができる一時金のことです。
診断給付金のおかげで、がん治療初期にかかる莫大な費用にも備えることができます。
診断給付金は、自由に使っていいお金です。がん治療費はもちろん、ウィッグ代や外食費などにも使って問題ありません。
診断給付金は、特に自由診療を選んだ場合には助かります。診療には保険診療と自由診療の2種類があります。
保険診療とは、国民健康保険や健康保険が適用される診療のことです。健康保険が治療費の7割を負担してくれるので、自己負担は3割になるということですね。
一方、自由診療は治療費が全額自己負担となる治療のことです。
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がん治療の中には、保険適用外の抗がん剤治療などもあります。
それらを希望する場合には、治療費が全額自己負担となりますが、がん保険に加入していると診断給付金を受け取ることができます。
そのため、診断給付金のおかげで、まるまる全額負担する必要はなくなるというわけです。
診断給付金の額は、保険会社によって異なります。
一般的には50万円~300万円で。上皮内新生物と悪性新生物によって給付金が異なる場合もあります。
また診断給付金が1回しか支払われない商品もあれば、複数回診断金が支払われる商品もあります。
2.通院給付金
通院給付金は、通院治療だけでも給付されるお金です。
一昔前までは、がん治療には入院・手術がつきものでした。しかし、医療技術が発達した現在では入院治療から通院治療へと移り変わっています。
平成11年にはがん治療での平均入院日数が27.2日だったのに対し、平成26年には16.8日と年々減少しています。
通院給付金の対象となるのは、保険会社によって異なります。対象となるのは、主に以下の3つのパターンです。
・抗がん剤治療だけが対象
・3大治療(外科手術・放射線治療。抗がん剤治療)が対象
・3代治療+痛みのコントロールまで対象(疼痛緩和)
現在販売されているがん保険のほとんどには通院給付金が基本保障となっている、もしくは特約として付帯することができます。
しかし、10年前、15年前などに加入したがん保険には通院給付金がついていない可能性が高くあります。
がん治療が通院へと移り変わっていることを考えると、通院給付金があるのかどうかは大きな目安となるはずです。
3.入院給付金
入院給付金は、がん治療で入院をしたときに受け取ることができるお金です。
受取保険金額は、加入プランと入院日額によって異なります。がん保険の入院給付金の最大の特徴は、日数が無制限だということです。
つまり、入院が長引いても、がん再発・転移によって入退院を繰り返しても安心だということですね。
4.手術給付金
手術給付金は、がんの手術をしたときに受け取ることができるお金です。
受け取り保険金額は、加入プランによって異なります。手術給付金も入院給付金と同様、支払回数に制限はありません。
5.先進医療保障を付帯することも可能
先進医療とは、厚生労働省の承認を受けた医療施設で行われる先進的な医療技術のことです。
先進医療の費用は一般医療の費用よりも高くなってきます。そんな高額になる先進医療費をカバーしてくれるのが、先進医療保障です。
先進医療保障では、先進医療の技術料だけが保障の対象となったものもあれば、技術料に加え、交通費・宿泊費も保障となったものもあります。
すべての医療施設が厚生労働省の認可を受けているわけではないので、技術によっては遠方まで向かわなければいけない可能性もあります。
そのため、技術料に加え、交通費・宿泊費も保障してくれるものを選ぶといいですね。
がん治療で先進医療保障が適用されるケースは多くはありません。
しかし、これから医療が発展してがんに有効な治療法が発見される可能性もあれば、既存の先進医療が効果的な可能性もあります。
先進医療保障は毎月の保険料が100円程度あがるだけなので、付帯していてもいいと思います。
6.保険料払い込み免除特約
保険料払い込み免除特約とは、がんと診断されるとその後の保険料の支払いが免除される特約のことです。
がん保険の保険料は比較的安いですが、やはり支払が免除になった方がいいです。
特に、若い世代は子育てに、住宅ローン、車のローンの支払いなど何かとお金がかかります。
がん保険料の支払に不安を抱きながら、治療を行うのは経済的にも、精神的にも辛いです。
終身型のがん保険に加入する人は、保険料払い込み免除特約の付帯を検討してみてもいいかもしれません。
人気のがん保険は大きく分けて3つ
がん保険と一口に言っても、種類はさまざまあります。
可能な限りわかりやすく分けると、がん保険は主に以下の3つに分けることができます。
・診断一時金が支払われるがん保険
・診断一時金+入院・手術給付金が支払われるがん保険
・治療費を中心に支払われるがん保険
ここからは、現在人気の3タイプの死亡保険について見ていきましょう。
1.診断一時金が支払われるがん保険
がんと診断された場合に支払われる診断一時金に力を入れた死亡保険です。
このタイプの死亡保険では、診断一時金が他のがん保険よりも多く支払われる場合がほとんどです。
また基本保障が診断一時金と保険料払い込み免除だけなどシンプルなのも特徴です。
基本保障はシンプルですが、特約を付けることで充実した保障を得ることができます。
【特徴】
・充実した診断一時金
・シンプルな基本保障
・さまざまな特約を付帯することが可能
【がん保険の例】
AIG富士生命新がんベスト・ゴールドα
朝日生命スマイルセブン
2.診断一時金+入院給付金が支払われるがん保険
診断一時金はもちろん、入院給付金も基本保障に入っているタイプのがん保険です。
がんと診断されたとき、がん治療を目的に入院を開始したときに給付金が支払われます。
入院給付金は保障期間中、何度でも支給されます。
入院給付金のほかにも、一時支払金がついている保険もあります。
【特徴】
・がん診断時とがん入院したときに一時金が支払われる
・入院給付金に制限はない
・他にも一時金がついているかも
【死亡保険の例】
オリックス生命がん保険ビリーブ
アクサダイレクト生命がん保険
楽天生命ガン診断プラス
3.治療費を中心に支払われるがん保険
実際にがん治療を受け始めたら、給付金が支払われるタイプの保険です。
放射線治療、抗がん剤治療をカバーするのはもちろん、手術までも基本保障としてカバーしているものもあります。
平均してみると、最も保障が充実しているタイプのがん保険で、人気も十分高いです。
【特徴】
・所定の治療が始まったら給付金が支払われる
・幅広いがん治療に対応可能
【死亡保険の例】
チューリッヒ生命終身ガン治療保険プレミアム
アフラック新・生きるためのがん保険Days
気になるがん保険の毎月の保険料は?
がん保険の毎月の保険料は比較的安い方です。
先ほど、3タイプのがん保険を見てきましたね。今回は各タイプのがん保険にかかる毎月の保険料を実際にシミュレーションしてみました。以下がシミュレーション結果です。
がん保険支払いシュミレーション
【契約者条件】
男性
30歳
【AIG富士生命新がんベスト・α】
保険料払い込み期間:終身
悪性新生物診断給付金:100万円
毎月の保険料:2,103円
【オリックス生命保険がん保険ビリーブ】
保険料払い込み期間:終身
がん初回診断一時金:100万円
がん治療給付金:50万円
がん手術給付金:20万円
がん退院一時金:10万円
毎月の保険料:2,480円
【チューリッヒ生命終身ガン治療保険プレミアム】
保険料払い込み期間:終身
治療費(放射線・抗がん剤・ホルモン剤):1か月につき20万円
通院費:1日につき5,000円
先進医療治療代:通算2,000万円
先進医療に伴う交通費・宿泊費:一括で15万円
診断一時金:一括で50万円
保険料払い込み免除:付加
毎月の保険料:2,557円
どのタイプのがん保険でも、毎月の保険料は2000~2500円ほどですね。
毎月の保険料の安さもがん保険ならではの魅力です。
がんにかかる確率は非常に高く、治療費も高額になることを考慮すれば、がん保険は入っていて損はしません。
デリケートながん保険は給付体制に注意が必要
がんという病気は非常にデリケートなため、がん保険の給付体制には注意が必要です。
がんは命にもかかわる病気であるため、本人に知らせないという選択肢もあります。
しかし、家族や医師が本人に打ち明けていないのに、保険会社が本人に給付金を支払ったり、問い合わせの連絡をしたりする可能性もありますよね。
そのため、がん保険加入前に保険金を代理請求できるのか、もしくは本人名義以外の口座に保険金を振り込むことができるのかどうかなど確認しておかなければいけません。
がん保険は契約から90日間は保障の対象にならない?
がん保険に加入、もしくは見直しをする際には保障が開始される時期に気を付けなければいけません。
一般的にがん保険に新規加入すると、契約から90日間は保障の対象になりません。
つまり、加入から90日以内にがんになったとしても、診断給付金をはじめとする給付金は一切支払われないということです。
がん経験者も加入できるがん保険とは?
「持病があるけど、がん保険に入れるの?」と悩む方は多いです。
がん保険も医療保険と同様、加入の際には健康状態の告知が必要となります。
一般的にがんと因果関係がない持病の場合は問題ありません。
しかし、胃潰瘍などがんと関係のある持病の場合は加入が難しくなります。
また、がん経験者の方は普通のがん保険に加入することはできません。
しかし、現在はがん経験者の方も加入することができるがん保険があります。
それが、引き受け基準緩和型がん保険です。一般的に、「最後にがん治療を受けた日から5年以上の年月が経っている」という条件を満たした人が加入できます。
あくまでもがん治療から5年以上経過していることが最低条件であり、その他にもクリアしない条件がある場合がほとんどです。
また引き受け基準緩和型がん保険は一般がん保険と比較すると、保険料が割高になっています。
がん保険の特徴と保障内容まとめ
がんに特化したがん保険は、診断時から退院した時にまで給付金が支払われる可能性があります。
毎月の保険料も安く、がんにかかるリスクも高いので加入しておくべき保険でしょう。今回、ぜひ覚えていただきたいポイントは以下の4つです。
・がん保険は、がん診断から退院までを保障する
・通院給付金があるがん保険を選ぶのがおすすめ
・診断給付金はとても便利な一時金
・毎月の保険料は3,000円を下回る場合がほとんど
10年以上前のがん保険に加入している方は見直しをおすすめします。
昔のがん保険は、現代のがん治療に十分対応しているとは言えないからです。
がん保険は複雑なので、新規契約・見直しなどは保険のプロに行ってもらうといいですね。
日本人の2人に1人はガンになると言われています。
高額療養費制度があると言っても、ガン治療には膨大な費用が必要です。
いざという時に、1度に100万円を超えるお金を支払える家庭は決して多くないのが現実。
また、大切な家族の為にも働けない間の収入も確保しなければなりません。
がん保険は絶対に必要ですし、安易にランキングや雑誌を見て選んでしまうのは非常に危険です。
ガン保険は安易に決めるのではなく、プロに総合的に設計を相談するのが1番です。
また、ガン保険は思い立ったが吉日。今すぐに検討を開始するべきなのは言うまでもありません。
実際に、後回しにした結果、ガンが発覚し加入することが出来なくなった人は非常に多いです。
保険は人生で2番目に高い買い物。
月々の支払いは少なくても、人生スパンで考えるとその支払額は数百万円にもなります。
失敗しない為にも、プロに総合的なライフプラン設計を相談することをおすすめします。

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